Ubuntu 8.10のインストール後に、システムアップデート行うと有線LANが繋がらなくなる問題

前回の記事を書いた後、アップデート・マネージャに大量のアップデートが溜まっていたのでそれらを実行して寝たんです。
で、朝起きてアップデートが終わっているのを確認して再起動すると、どうもネットに繋がらない。パネルにあるネットワーク接続のアイコンを見ると、「×」が表示されている。LANケーブルは繋げたまんまだし、念のため先ほどのアイコンから「ネットワーク接続->有線」を確認してみても、接続の設定はちゃんと残っている。なのに何故繋がらないんだろう。
別のPCに同じLANケーブルを刺して確認すると、そちらではネットに繋がるので、どうやらネットワークの問題では無いらしい。となると、アップデートが有線LANの認識になにか悪さをしたとしか思えませんでした。

確認のためLive CDからUbuntuを起動してみると、こっちではちゃんと繋がっている。接続の設定を見ても先ほどと変わりはないようで、なら何が原因なんだろう・・・と数分考えた結果、多分ドライバを認識しなくなったんじゃないかという結論に。
Live CDから起動したUbuntuで有線LANのドライバを確認すると、「r8169」が使われているようでした。
このドライバは、ここでの環境の場合

/lib/modules/2.6.27-7-generic/kernel/drivers/net

にある、「r8169.ko」というファイルが該当のドライバのようです。
そこで通常起動のUbuntuに戻り、この「r8169.ko」があるのか確認したところ、ファイルそのものはちゃんと存在していました。
ドライバのファイルがあるのに有線LANが正しく動いていないということは、恐らく認識が行われていないのでは・・・ということで、Vim等のエディタを使って

sudo vim /etc/modules

を開き、以下の1行を追記

alias eth0 r8169

して再起動したところ、今度はLAN接続が認識され、めでたくネットワークに接続出来ました。

解決はしましたが、結局のところ何が原因だったのかはハッキリしていません。
恐らくアップデート内に含まれていた何かが原因だったのでしょうが。